自動車保険は何を補償する?
自動車保険で補償してもらえる範囲として、どのようなものがあるかを理解しておきましょう。具体的な補償は、次のようなものです。
▼対人賠償保険
他人を死傷させた場合に、自賠責保険で支払った金額を引いた、残りの分の金額を負担してくれる保険です。補償額は、無制限まで設定することが可能です。
▼対物賠償保険
他人の家や自動車、電柱、ガードレールなどを壊した場合に負担してくれる保険です。この対物には動物(ペット)も含まれます。
▼人身障害補償保険
事故により、本人や同乗者が死亡したり、傷害を負ったりした場合に負担してくれる保険です。
▼車両保険
自分の車であれば、自然災害や盗難などの自動車事故以外の損害も負担してくれる保険です。
▼自損事故保険
自ら起こした事故によって自分が死亡したり、傷害を負ったりした場合に負担してくれる保険です。
▼無保険車傷害保険
自動車保険に加入していない車が事故の相手であり、保険に加入している側の運転手本人や同乗者が損害を受けた場合に負担してくれる保険です。
自動車保険の保険料を安くするには?
支払うことになる保険料は、どのようにして決まるのでしょうか。その点を把握しておくと、どうすれば保険料を安くすることができるかが分かるはずです。
▼年齢
保険を適用する年齢を高くすれば、保険料が安くなります。統計上、年齢が高いほど事故の発生率が低い(=年齢が若い人ほど事故を起こしやすい)ということが、根拠となっています。
- <1>年齢を問わず運転する
- <2>21歳未満は運転しない
- <3>26歳未満は運転しない
- <4>30歳未満は運転しない
この場合、<1>の保険料が最も高く、<4>の保険料が最も安くなります。リスク要因を細かく分類し、リスク要因が少ない人の保険料を安くする「リスク細分化型自動車保険」では、さらに細かく分類されます。
▼ノンフリート等級
ノンフリート等級とは、保険料の割増・割引率を等級で記したものです。初めて保険に入ったときは6等級となりますが、1年間無事故であれば1等級ずつ上がります。20等級(あるいは16等級)が最高級となり、これに近づくほど割引率は高くなります(=セーフティードライバーである)。1回事故を起こすと、3等級下がります。
▼車両保険
特約により車両保険の補償範囲を狭めることによって、保険料を安くする方法もあります。一般的な車両保険は、自分の車に関する自然災害や盗難などの自動車事故以外の損害も負担してくれる保険ですが、自然災害に限定するというような場合です。
現在の自動車保険は、リスク要因を細かく分類し、リスク要因が少ない人の保険料を安くする「リスク細分化型自動車保険」が主流となっています。このような保険が主流となった背景には、金融の規制緩和によって外資系の保険会社が日本に参入してきたことが挙げられます。これによって、自分に適した安い保険を選択することが可能です。
なお、リスク要因は次の9つに分類されています。
- ・年齢
- ・性別
- ・車種
- ・使用目的
- ・地域
- ・運転歴
- ・安全装置の有無
- ・使用状況
- ・所有台数
これ以外に、ゴールド免許の所持や走行距離などでも割引設定がなされることがあります。